2008年09月26日

書けん!

眠い眠い眠い…うわぁ朝になっちまったい。

書の、年に一度の段級試験、締め切りが月曜日なので、
週末用事があって書けないぶん、朝までスパートかけて書いてます。

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なぜだろう…書けば書くほどヘタになる…

ウチの先生は、段とか師範とかのクラスづけに否定的で、
ある程度まで取ったらあとはやらなくていいと言う人です。
確かに「道」の世界がどこも同じなように、
「お金」とか「縁故」の世界でなりたってるようなものなので、
ウチの流派の上〜〜の方にいる方の中にも、
「これで師範かよ!」みたいな人が多々いらっさいます。

でもお教室を開く時、子供を通わせる親御さん達にしたら
「師範の○段を持ってる先生」の方が、通わせる気にもなるってもんでしょう。

そういうワケなので、うちのお教室のおばさま方は、6〜9段くらいで打ち止めにして、
あとは自己の修練にしてるようです。
段とか関係なく練習して行きたいんだそうです。もうほんと尊敬ですよ。

それでもアタクシはあさましくも体裁を気にするので、
毎年段級試験に挑むのです。よよよよよ

・楷書「黄山谷演雅」
・行書「江上吟」
・草書「峨眉帖」
・隷書「残字歌」

今年の6段はこの中から2書体選んで、半切3行以上、というキマリです。

草書の「峨眉帖」と・・・

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隷書の「残字歌」にしました。

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月曜提出です。トホホ・・・


先日、友人の引っ越し祝いがありました。
夫婦とも同業者で同じデザイナーなんですが、
デザイナーは高いところが好きなんでしょうか。
知ってるだけで5人以上は、12階から上に住んでます。

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たっけー

壁は白いしデカいテレビはあるし、ちゃんとiPhoneもあるし・・・

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アーバンだわアーバンだわ〜
およばれした「杉並負け犬組」は、ただただ広いベランダで騒ぐばかり・・・

ま、所詮わっちは千葉の海っぺりでとれたもんで、
地面の上じゃないと暮らせません。2階だってちょっとヤダし。平屋がベスト!
毎日エレベーター乗るなんて、考えただけでも面倒です。
おされなウチには、遊びにいかせてもらうだけで満足ですわ。
posted by sanoa at 06:45| Comment(5) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月14日

和事、書事

両国の江戸東京博物館、今日までだった
「北京故宮 書の明宝展」行ってきました。

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朝10時半に行ったらば・・・
ありゃ〜〜〜腰抜けるほどものすごい人人人・・・
観光バスで地方から来てる人もいました。
そりゃ日本の書道人口考えたら、これだけ人も集まりますっての。

一旦入ってみたものの、何も見えないので一周して出て、
午前中は常設展で遊ぶことにしたのですが、それがハマっちまいまして。

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江戸のジオラマなんかよくできてるもんだから
午前中どころか、2〜3時間ウロついてました。

それから地下の映像ライブラリーで浮世絵のドキュメンタリー見たり、
ミュージアムショップなんか見てたら、あっという間に3時。

再度、書の方に戻ってユックリ眺め、
結局5時まで一人で博物館で遊んでました。自分でもビックリ。

職業柄、印刷とか版画とかがやたら好きなんですけど、
というか、そういうのが好きだからデザイナっつー職業についたのかもしれないけど…
なんかこう…紙にインクがにじんでるのを見るだけで、背中ゾクゾクしてくるんですよ。
江戸時代の浮世絵の製作過程なんか見てると、今ワタシたちが使ってる専門用語が
全部ここから来ていて、数百年もそのまま使われてるのに感動します。

今でこそ全部パソコンで作業するようになっちゃってるけど、
言葉は今でも結構残ってるんですよね。
版下とか色指定とか版元とか黄ベタとか・・・

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今はパソコンでちゃちゃちゃーっと簡単に作れる画も、
昔は色ごとに版木を起こして、それを刷り師がズレないように刷って…
やはり職人はすばらすぃ〜

前世はイタリアにいたと思いましたが、江戸にもいた気がしてきました。
たぶんワタシは、版元に囲われて色指定とかしてたハズです。
不器用なんで版木を掘るチームには入れなかったと思います。
もしかして広重作品をやたら出してる、江戸の版元「佐野喜」にいたのではっ!?

そんなコトを思いながら一日中、江戸東京博物館にいたワケです。
10月7日からは「ボストン浮世絵名品展」です。
楽しみ〜

ここはミュージアムショップがえらく充実していて、ウレシイです。
外人対応になってるんで、ちょっと浅草っぽいですけど。

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ただ、この「夏目漱石のつけヒゲ」は誰向けなのかわかりません。

いつもは電車で行くので、両国駅から正面玄関にエントリーしてたのですが、
今回バイクで言ったので、裏の駐車場入り口から入りました。
そしたらデカいカメが下敷きにされてました。

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posted by sanoa at 23:16| Comment(3) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月09日

赤彦とティッシュペーパー

↑どんなタイトルやねん!

カメとはまったく関係ないです。

長野県出身の友達に頼まれて、書の作品を作りました。
長野では有名な「赤彦」という詩人の詩を、漢字に当てたものです。
諏訪湖のコトを唄ってるんだと思います。

「水海之泳者等計記而尚寒志 三日月乃影波爾映呂布」

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半切に2行、半切に3行、枡目書き・・・
本人希望の隷書にもいろんな種類があるので、いろいろ書いてみたり、
篆書にしてみたり・・・いくつかためしたんですが、
なかなかうまくいかない・・・
結局規定のサイズではないサイズで、隷書にしてみました。
普段は習作しかしてないので、こういうのもおもしろいです。

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こんな書体もやってます。
見る分にはおもしろいんですが、書いててあまり楽しくはないなーと
以前は思ってたんですが、最近になって
感情をおさえて書き方が面白くなってきました。

以前は写経にしても、普通の楷書より隷書にした方がおもしろいんじゃないかとか、今度は草書で書いてみよう、なんていろいろ思ってましたが、個性を出さずに淡々と続けるコトに意味があるというのを聞いてから、ものを見る目がちょっとだけ変わった気がします。
なにせデザインしたり絵を描いたりする職業なんて、自己主張の固まりなもんで…

反省反省…修行修行…結構修行好きなんですよ。
ピアノも、ハノンとかひたすら同じのを繰り返してるのが好きでした。

9月末までに段級試験用の、半切作品を2点出す予定で、
今てんてこまいになってるトコです。果たして間に合うのかっ!!



おっといけね、墨こぼしちゃったよ、ティッシュティッシュ…

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はっ!すごい偶然!

別にいつもネピアのティッシュに決めてるワケでなく、
昨日寄った薬局で安く売ってたから買っただけなのに、
このティッシュに載ってる子供達の写真、ティモールの子供達なんですが、
ネピアのエコ活動の一環で、「千のうんちプロジェクト」というヤツです。
この写真を撮ったカメラマンに頼まれて、上の作品を作ってたとですよ。
うはははは、おもしろい。
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2008年07月07日

鳳鳴朝陽龍翔景雲

10月11日〜13日まで中国・上海の魯迅記念館でやる書道教室の書塾展。
直の門下生は30名ほどしかいないのに、わざわざ中国行かなくても…
と思うのだが、決まってしまったもんはしょうがない。

いつもなら新宿のギャラリーなので、8月末までに仕上げればいいのだけど
今年は表装を中国でやるために締め切りが1ヵ月早まってしまった。
日曜日にみんなで選別をして落款を入れ、10日に先生が中国に持って行く。

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7〜8人の有志が新宿の先生宅に集まり、こんな風にして代わるがわる作品を持つ。
次から次へと作品をかかげ、くるくる動き回るので、えらく疲れるし腕も痛い。

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反対側では先生が、なんやかんやいいながら選別する。
ウチの先生ビミョ〜にモデルとかもやってるので、なかなかイロオトコ(?)。
イキナリau仲間由紀恵のお父さんになってたりするので、こっちがビックリ。

ワタシのは真ん中か右端のに決まったんだっけかな?
ほーめーちょーよー・りゅーしょーけいうん、て読みます。
意味は・・・・なんかめでたい!って感じ?

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ちなみに、ワタシは「全紙」に8文字だから間違えようもないけれど、
↑こんな!全部で数百文字書いてる人もいる!
しかもこれ2連ぷく。2枚で1つの作品。
しかもしかも、書いてる本人はなぜか脱字に気が付かなかったりするので
みんなで目を皿のようにしてじっと見る見る見る見つめる〜〜
せっかく書いても「一文字ない!」つーだけでボツ・・・ひー
いやー恐ろしい・・・

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選別し終わったら、今度は印を押す。
新人のおじさま達に押し方を教える先生です。
新人のおじさま達の方が年上だったりするので、一見どっちが先生かわかりません。

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わっちも落款に雅印を入れて終了です。雅号は翠嵐・・・アニメっ子かよ・・・

あー肩の荷が降りたたぁほんにこのこった。
もうあとはどんな表装になるのか楽しみってもんだい。
最近、杉浦向日子を読み返してるんで、頭ん中が江戸じでぇでこまっちまうよぅ。

上海展終ったら11月にまた新宿で2日くらい展示するんで、
お時間ある方は見にきとくんな。
posted by sanoa at 05:12| Comment(4) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月13日

書のユウウツ

毎年秋に、習ってるお教室の書塾展をやってますが、
今年はいつもの新宿の会場ではなく、上海でやるコトになりました。
いつもは夏いっぱいで作品を仕上げてから、表装に回せばよかったのが、
今年は表装も中国でやるので、締め切りが6月いっぱいに・・・

そんなワケで早いトコ作品を仕上げないといけないのです・・・

まず何をするかってーと「紙を折るコト」。
よく袴はいてタスキかけて、ホウキみたいな筆でデカイ紙に
エイヤッってやってるパフォーマンス書道を見かけますが、
ああいうのは偶然性重視なので、紙は折りません。

折らないと曲がります。なので、天地左右四方八方折りまくり。
1枚折るのに10分〜15分かかっちまいます。

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さて今日は作品を作るかな、とモチベーションを上げても、
全紙を広げて折るには、広いスペースをつくらねばいけないので、
まずは掃除から・・・
1時間で5枚折ったら、もうすっかり疲れてます。ヤル気もダウン。

しかも、床の上を正座しながらぐりぐりやってると、
去年みたいに、恐ろしい内出血を起こしてしまうので、
微妙に足の甲を宙に浮かして作業することにしました。こえ〜
→昨年の様子

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これは小学生の頃から使ってる墨と硯なんですけど、
こんなもんでいちいち墨すってられません。すってられますかっての。
通常練り墨を使ってますが、デカイのを書いてると、あっちゅーまになくなります。
手前の小筆に見えるのが、通常手習い用の筆です。
硯は手帳大。

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他の筆はこんなふうにぶらさげてあります。
ダンレボ人形は筆の守り神・・・

さてと、ようやく書き出しても、1文字書いてウ〜〜ンとうなり、
2文字書いてダメだぁとつぶやき、3文字書いて、頭を抱え、
4文字で一行終るとウロウロ歩き回り、お茶なんか飲んだりして・・・
やーーっと次の行に行って、また1文字書いてウ〜〜ンとうなり・・・

1枚書き終わるとヘトヘトなので、ちょっと休みたいのだけど
休んでいる間にも、どんどん筆は乾き、墨は濃くなり・・・

だったら思いきって筆を洗って休もうかとも思うけど、
またちょうどよい墨の濃さになるまで、ちまちま調整して
さらにそれを筆に含ませなじませる、その大変さよ、あぁ大変だとも。

まったく書ってユウウツだわ・・・楽しいけど。

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部屋中が耳なし芳一状態。
まだ大きな隷書だからマシだけど、般若心経書いてた時は、
マジで何か変なもんが集まってきそうな感じでした。
まだまだちっとも書き込んでないので、ボカシ入れてみました・・・
posted by sanoa at 03:49| Comment(5) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月24日

亀龍壽

ひーーー今年の夏は忙しかったぁ〜
とバタバタしてるウチに、毎年恒例秋の書展が始まりました。
そして今日最終日です。はやっ・・・だって3日だし。
新宿の西口公園内にある、「新宿区民ギャラリー」でやっております。

今年の作品はコレ。
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去年と同じやんけ!去年はコレ→
サイズが一緒です。
今年は普通の作品を書きたかったんですが、先生に
「変な形の人がいないから今年も四角にしたら?」
と言われたので、これにしてみました。
「先生そのかわり亀って入れていいっ!?」

遠目に見るとこんな感じ。
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見にきてくれた友だちに、
「他の人はみんな漢詩とか意味ありげなんだけど、
 アンタのだけ好きなもん並べた小学生レベルだよね」
と言われました。・・・・言われてみれば・・・


でもって、去年同様Tシャツも作ってみました。手づくり100枚!
去年は白とグレーでしたが、今年は白と紺。字は先生が書いた「雪」です。
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それからさらに今年は「てぬぐい」も作ってみました〜
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他の生徒さんたちがシフトを決めて、お客様の接待にあけくれてる中、
アタクシ一人シフトにも加わらず、連日会場入りしてはひたすらTシャツてぬぐいの販売をしております。


!そういえば!今日、中国の偉い先生がいらっしゃったので、てぬぐいをプレゼントした所、「これは何をするものなのか」と聞かれました。
お風呂に入る時に使ったり、ハンカチとして使ったりする、と説明したのですが、
ずっと首をかしげておられました・・・中国にはないのね・・・


!そういえば!中国で思い出しました。
この書塾展は今年で14回目なのですが、なんと来年!上海でやるコトになりましたぁ。
もう日にちだって場所だって決まってます。
来年の10月11日〜13日。
個人で上海集合なので、「サノツアー」を組みます。
行きたい方はサノまで。ほんとかよ・・・
サノツアーに参加された方は、密輸のようにTシャツやてぬぐいを運ばされます。
今年だって、ちっさなバイクで会場まで3往復したんですってば。
て言うか、中国まで行ってTシャツやてぬぐいを売るのか、っちゅう話ですよ。


!そういえば!展覧会直前、必死こいてTシャツを刷ってたら、足が腫れてましたぁ!
シルクスクリーンで100枚刷ってたのですが、どうも変な体勢だったらしく、
足首の血管が摩れて内出血を起こしたようです。
1枚のTシャツに3か所、合計300回刷ってたワケですよ。足も摩れますって・・・
たいして痛くないのが救いですが、気持ち悪いです。
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posted by sanoa at 01:14| Comment(14) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月19日

書亀

16日から18日まで、新宿のギャラリーで書道教室の書展がありました。
普段、日常の話題はミクシの方に載せて、こっちのブログはカメネタだけにしてるんですが、今回はこっちにも載せます。

なぜかと言うと…これが今年の作品。
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70cm四方の割と大きな作品です。
これで「天地秋」と読むんですが、お気づきになられましたでしょうか、「秋」の字の中に「亀」の旧字が入っています。
いつまでも作品を決めないワタシにしびれをきらして、今回はコレを書け!と先生が決めてくれたんです。ワザとカメを入れてくれたんでしょうか…

書展には他にもカメがいたので激写!
ここには篆書のカメ
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隷書のカメ
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楷書のカメ
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カメとは関係ないですが、先生の字を使ってTシャツを作りました。
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これで「和」と読みます。背中は先生の名前、諏佐玄麟の「玄」です。
80枚作ってあっという間になくなってしまったので、追加制作するのですが、甲羅屋でもコーナーを作って販売します。

ふと気がつけばカメらの写真全然アップしてないなー
次回は・・・
posted by sanoa at 00:30| Comment(7) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする